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世界とつながる子ども・若者たち - 地球市民アカデミア > 過去の活動 > 12期(2005年度)

国際協力、開発教育、貧困、メディアリテラシー、社会的企業、地域活性化などを、講義・ワークショップで学ぶ通年の市民講座。講師,ファシリテーターによる教材,手法,研修,セミナーの紹介。

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世界とつながる子ども・若者たち

講師:楠原彰氏(國學院大學)

今、子どもや若者たちは自分の生きる場所をどのように作りあげているのでしょうか?地球に暮らす「南」と「北」の子どもたちを取りまく環境とそのつながりを見出しながら、人が人と、そして世界と出会う場について考えます。

【講義内容】
まずみんなで「マルマルマル」という唄を振りつきで歌い盛り上がってから、講義に入りました。はじめに講師がアフリカを訪れたときに感じたこと、そして実感として近年アフリカでの「暴力」がどんどんひどくなる一方であることを話し、アフリカにおける「暴力」子供・若者は非常に危険にさらされている実態を語りました。

講師はこの話を日本の若者に話すとき、「アフリカに生まれなくてよかった」などのリアクションがよくでてきて、同じ若者の話なのに理解したもらえないことがよく起こることにふれ、なぜそのようなことが生じるのかということで、次にワークで日本の若者か受けている「暴力」を思いつく限りあげて、あげた中からキャッチフレーズをつくるということを行い、ワークで出た「暴力」とアフリカにおける「暴力」を比べて、暴力の表現・中身は違うことを説明しました。

【受講生の感想】
・途上国の暴力と国内の暴力の違いを新しい視点で気づけました。そしていつも問題意識は自分へと向かうのですが、日本の若者や留学生と関わっていく上で大きなヒントをもらえたと思います。

・暴力が起こる理由とは何なのでしょうか?なくても違う方法で実現できることは、たくさんあるはずなのに。少なくとも人の痛みに鈍感にはなりたくないと思った今日の講義でした。

【今日の一言】
「アフリカの暴力は外的、外に向かう」「日本の暴力は内面、内側に向かっている」お互いの違いを理解することで、つながりの芽が出てくるのでしょうか

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