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国際協力と地球市民社会 - 地球市民アカデミア > 過去の活動 > 14期(2007年度)

国際協力、開発教育、貧困、メディアリテラシー、社会的企業、地域活性化などを、講義・ワークショップで学ぶ通年の市民講座。講師,ファシリテーターによる教材,手法,研修,セミナーの紹介。

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国際協力と地球市民社会

【概要】
日時:2007年6月2日(土)
場所:東京YWCA
講師:山崎唯司氏 【(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)理事】

【コンセプト】
環境問題、民族対立、貧困といった国内外の開発課題に対し、日本の「市民」はどうしたらいいのか?そして市民は「社会」をどのように構築したらいいでしょうか。講師のNGOでの経験から、ともに考えます。

【講義内容】
<オリエンテーション合宿の振り返り>
アジア学院でのオリエンテーション合宿後、一週間ぶりに東京のYWCAで行われた最初の講義でした。初めにオリエンテーション合宿の振り返りを机ごとのグループに別れて行いました。合宿で体験・実感したこを話したり、合宿には参加できなかったメンバーへ体験や感想の共有したりする時間をとり、各グループで話した内容を全体に発表しました。

<講義前半 ~21世紀の地球社会 あなたはどういきますか~>
合宿の様子を思い出し、全体が和やかな雰囲気になったところで、山崎氏の講義に入りました。講義の前半は、山崎氏と受講生全員で「21世紀の地球社会 あなたはどういきますか。」という問いのシートを一緒に取組み、それぞれシートにあらわされた数字に対し、その数値が地球上の何を示しているのか考えました。

その後各自で、世界の課題と私のつながり、これからの社会をどうしていきたいかについて、人に伝えるためには、どのように伝えたら伝わりやすいのか、紙に言葉として書き出しつつ考えました。中学生にも伝わるわかりやすい言い方や、実感を込めて伝えるためにはどう表現したらよいのか真剣に考えていきました。

<後半~親の顔が見てみたい~>
休憩をはさみ後半は、前半に行った「問い」に対する山崎氏自身の考えを伝えてくださいました。『持続可能性』とよく言われるが、実際にはどのようなことなのか。参加者自身も話し合って考える時間をとり、どのような言葉や意味を持つのか考えました。

また、山崎氏の幼少期の体験を振り返り、昔よく言われた「親の顔がみてみたい」の言葉の裏側にある人と人との繋がりについてお話してくださいました。そして、一緒に生きている人をどれだけ見渡せるかという点は国際協力も同じであるとまとめてくださいました。

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【受講生の感想】
・自分自身も、凝り固まったフックの持ち主だということを痛感しました。普段の生活で、身近な人や物からもっと周りを見つめ直してみたいです。

・本当の国際協力とは何なのか、今回の講義を通して考えさせられた。持続可能な社会の必要性を強く感じた。ありがとうございました。

【運営委員より】
今回は、山崎さんの体験談など多く含まれており深みのある盛りだくさんの講義でした。人それぞれ別々の『心のフック』を持っているというお話を初めとして、『持続可能性』を考えるときに山崎さんが言われた「すべての人が平等で 人としての尊厳をたもち 健やかで 将来に希望をもって 生きながらえる社会」という言葉がとても印象的でした。

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