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行動する市民‐起業を通じて社会をプラスに‐ - 地球市民アカデミア > 過去の活動 > 13期(2006年度)

国際協力、開発教育、貧困、メディアリテラシー、社会的企業、地域活性化などを、講義・ワークショップで学ぶ通年の市民講座。講師,ファシリテーターによる教材,手法,研修,セミナーの紹介。

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行動する市民‐起業を通じて社会をプラスに‐

講師:吉岡淳氏(カフェスロー代表)

私たちは1人の市民としてどう社会に関われるのでしょうか?いま注目されているものに”社会起業”があります。「スロー」で「環境に良い」起業を実践する講師の話から、それぞれが社会をよりよく変えていく方法を考えていきます。

【講義内容】
団塊世代の生まれという吉岡さん。学生時代の思い出、競争社会の中で韓国の若者と出会ったり、仕事で世界各地を飛び回ったりした中で感じたことをはじめに話して下さいました。

ユネスコで30年間働いた後、自分の住んでいる地域から離れている自分に気付き、市長選挙に立候補したのだそうです。そのような歩みを経て、ナマケモノ倶楽部の企画でエクアドルを訪ねたのをきっかけに、地球に負荷を与えない暮らしを具体的に実践し、経験できる場としてカフェスローを立ち上げたのだそうです。

割り箸、エビ、トイレットペーパー、塩、などを買って消費することによって、貴重な白樺の成木や、天然のマングローブ林や、ユーカリの原生林を破壊している現代の私たちの暮らし。そのような自然を破壊しながら成り立っている大量生産・大量消費至上主義のビジネスではなく、環境によいビジネス・仕事を創り出していくことが必要とのこと。

最後は、スロービジネスの強みは、払ったお金の対価に見合えば人は必ず納得してくれる、ということ。コンセプトがしっかりしていれば必ず成功する、過去の価値観にとらわれずに新しいことを運動ではなくビジネスとしてやっていってほしい、と力強く締めくくって下さいました。

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【受講生の感想】
・講義前半では、自分の"買う"という行為の裏にある様々な問題について考えさせられました。後半では、自分とは無縁だと思っていた"起業"、"ビジネス"というものを身近に感じることができました。

・ビジネスと環境・人権に配慮するということを結びつける方が、人々に影響を与え、変わっていく可能性がある、というのは確かにそうだと思いました。ものを買うとき、安い、便利といったことが優先されがちだけど、生産者、消費者、地球の3つに負荷をかけない生活を考え、継続できればいい。

【運営委員より】
地域に密着して、カフェスローという場で様々な実践をされている吉岡さんのお話を受講生と共有したい、という思いで講義を企画しました。吉岡さんの歩みを語って下さった後にスロービジネスに対する強い思いを伺ったことで、現代の大量消費社会に代わるものとしてのカフェスローで実践されている仕事の意義がとても印象深く響いていたように思います。さりげなくMy箸を持ち歩いていらっしゃる姿も印象的でした。

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