講師:高見敏弘氏(地球市民アカデミア校長、アジア学院創設者)
野崎威三男氏(アジア学院校長)
学びの始めとして、土や緑、“いのち”に触れ、食、農、環境、ひととのつながりを感じてみませんか?
この合宿では、農作業やアジア・アフリカ諸国からの研修生との交流などを通して、これから1年間何を学ぶかを共に考えていきます。
【概要】
5/26(金)から5/28(日)にかけて、13期オリエンテーション合宿が開催されました。13期アカデミアのプログラムは、栃木県那須塩原市にあるアジア学院でのオリエンテーション合宿からはじまります。初めて集まった13期の受講生、運営委員たち。「いのちのつながり、共に生きること」というテーマで過ごした3日間の報告です。
【プログラムの様子】
(1日目)
<交流会>
西那須野駅に集まった13期生たち。那須セミナーハウスに移動して、最初のプログラムは交流会でした。肩たたき、フルーツバスケット、アクティビティでリラックスした後、共通点探し、自分を表す形容詞+ニックネーム(アカデミアネーム)を使った自己紹介などをして楽しい時間を過ごしました。
(2日目)
<ラジオ体操・ファームワーク>
アジア学院では、アジア・アフリカ各国から集まった研修生が学んでいます。その日課の一つが毎朝6時半からのラジオ体操と、朝晩のファームワークです。アカデミアの参加者もこのラジオ体操、ファームワークから1日が始まりました。牛、豚、鶏、魚、野菜の5つのグループに分かれ、えさをあげたり、糞の始末をしたり、草抜きをしたりして動物や農作物と触れ合う時間を過ごしました。
<開講式・13期オリエンテーション・講義>
最初に、アジア学院創設者で、アカデミア校長をして下さっている高見敏弘先生に13期開講の講話をしていただきました。授賞のために出かけたアメリカから帰ってきたばかりだったのですが、そのアメリカでのお話や、アジア学院でのリーダーシップ教育について「自分の考えを言葉で伝えられるようになること」を大事にしていること、などを話してくださいました。
続けて、アジア学院の校長を務められている野崎威三男先生にアジア学院の理念や現在の状況について講義をしていただきました。
<ブッチャリング・農作業>
2日目は雨の降る中でしたが、アジア学院を見学し、昼食を食べた後、外で2つの作業をしました。1つ目はブッチャリングの見学。鶏を絞めてお肉にする作業をアジア学院の職員の方に見せていただきました。東京ではパックに入ったお肉しかほとんど見る機会はないので、私たちがいのちをいただいていることを感じることは少なくなっているように思います。食べものを大切にし、自分たちで育てているアジア学院ならではの体験でした。2つ目は田植え。雨の中、手作業で苗を植えていきました。普段体験できない農作業の苦労を、ちょっとだけ体験させていただきました。
<交流会・懇親会>
受講生が宿泊しているセミナーハウスの食堂に研修生を招待し、交流会を開きました。6人の研修生と食事をしながら、楽しくいろんな話ができました。最後には、研修生がギター、太鼓を交えた歌を披露してくれて、大盛り上がりで閉会となりました。その夜は、地下室で懇親会。お互いのこと、アカデミアに申し込んだきっかけなど、じっくり話をしました。
(3日目)
<ワークショップ"Wooly Thinking">
3日もザーザー降りの雨。"Wooly Thinking"というワークショップをしました。13期の講義のテーマごとに2人組をつくり、関連すると思うテーマを毛糸で結んでいくというものです。今回は毛糸が準備できず、ビニール紐でやりましたが・・・。各テーマ間のつながりをじっくり考えてみることで、つながりを実感したり、意外なつながりに気づいたり、発見がいろいろありました。6月からの講義が楽しみですね。
<ひとり散策・リフレクション・個人発表>
3日間の合宿も、あっという間に終わってしまいます。合宿で過ごした時間を振り返り、13期に自分がやりたいことを見つめてみるためにひとり散策の時間をもちました。30分弱の間、思い思いの場所で自分と向き合う時間を過ごしました。その後、皆で集まって感じたことをウェビングをしながら共有。それぞれが感じたいろんなものが、線でつながっていました。最後に13期に自分がやりたいことをそれぞれ発表して、オリエンテーション合宿は終了しました。