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地球市民アカデミア > 過去の活動 > 13期(2006年度)

国際協力、開発教育、貧困、メディアリテラシー、社会的企業、地域活性化などを、講義・ワークショップで学ぶ通年の市民講座。講師,ファシリテーターによる教材,手法,研修,セミナーの紹介。

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プレゼンテーション合宿

いよいよ、13期最後の日。
千葉県柏市の会場を借りて、プレゼンテーション合宿が行われました。

一日目。
簡単な説明の後、さっそく各グループのプレゼンテーションが始まりました。40分の発表と、10分間の質疑応答。この4ヶ月の成果を、寸劇・模造紙・パソコンなど、多様な形でまとめていました。

夕食をはさんで、共働学習を振り返る時間。プレゼン後、緊張もほぐれ、和やかな雰囲気で、良かった点や反省点も含め様々な意見が飛び交いました。

夜は懇親会。共働学習が始まってから、他グループのメンバーと語り合う時間が減っていた分、思う存分話していました。

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二日目。朝から快晴。
食事後に外で朝ワークをしました。普段、室内で話し合うことの多いアカデミアですが、外で体を動かすのはやっぱり気持ち良いです。

その後は部屋に戻り、アカデミアの一年間をゆっくり振り返りました。そして、今後の事を考えるワークショップ。自分の夢と他人の印象を合わせ、これからを予想してみました。

昼食後、ついに修了式。アカデミア13期の締めくくりとして、受講生一人ひとりがじっくりと自分の思いを語り、修了証を受け取りました。運営委員からの出し物と一言メッセージがあり、終了宣言をもってアカデミア13期は終了しました。

とはいえ、3月31日には一般の方々対象の「公開報告会」が開催されます。これからもアカデミアのネットワークは少しずつ広がっていくのでしょう。

13期のみなさん、一年間本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!

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中間発表

『共働学習』が始まって2ヶ月が経ちました。

それぞれのグループの今までの活動と今後の予定を、他のグループのメンバーと共有する「中間発表」を行いました。各グループごとに目指す方向や興味の対象は様々で、刺激を受け合っていました。

2月のプレゼン合宿が楽しみです。

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秋合宿

講師:石川一喜氏【拓殖大学講師】

多様な価値観・スタイルをもつ私たち。そんな私たちがグループで活動を行うことの意味は何でしょうか?この合宿では、後期へのステップとしてグループワークについて考え、共働学習のグループ作りを行います。

【プログラムの様子】

(1日目)
<前期の振り返り>

担当運営委員が簡単に各講座の内容を振り返った後、3人一グループになって各自自分が感じたことや考えたことをシェアしました。

アジア学院でのオリエンテーション合宿に始まり、田中先生による開発教育のワークショップ。ペマ先生は真の国際化とは何かを問いかけます。郵便から世界を切り取る内藤先生の手法は多くの者にとって新鮮でした。遠い存在のように思いがちな貧困問題を西澤先生は近づけてくれます。吉岡先生によって起業に関心を持った者も多く、佐野先生と理想の街づくりを考えました。

講座の前後に関連地域のフィールドワークやお店訪問に出かけた人も多く、アカデミアンらしい積極性が感じられました。

時間の後半は年代別にグループを変えて半年間で印象深かったことやその理由をグループの2人に伝えました。聞き手の話の引き出し方も問われます。

<テーマ発表・意見交換>
秋合宿までに、各自が考えてくることになっていた共働学習のテーマ。1日目夕食前のテーマ発表は、輪になって座り、中央には大きな模造紙を1枚置いた状態で始まりました。

まず自分のテーマに関連するキーワードを2つ、ポストイットに書きました。その後、順番に自分のテーマとなぜそれを取り上げたかの理由を皆の前で発表し、模造紙にテーマを並べていきます。この時は、自分のテーマと近いテーマが出ていたらその近くに並べました。まだはっきりまとまらない、という人も何人かいましたが、それぞれ面白いテーマが挙がっていきました。

順番にテーマが貼られていくにつれて、何となく関連しそうなテーマが島になってきます。皆が発表し終えた後は、模造紙の周りに近寄って、貼られたテーマの様子を見たり近いテーマの人と話したりする時間をとりました。

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<石川さんワーク・他者(異文化)理解>

自分の問題意識を人に伝えることによって考え直すワーク(ダイアド)から引き続き、他者を理解する=他者を積極的に自分の中に入れていくとはどういうことなのか、他者を理解するために必要な要素について、ワークを通して考えました。

・モノの見方
二つの見方のできる絵・図柄を使い、同じものを見ていても、背景が違うと違って見えることを確認した後、明らかにウソの事実を本当らしく伝えているビデオを見て、どうして、本当にあったことのように見えるのかグループでディスカッションを通して考えました。

その後で、一部を切り取られた写真を見て、その背景を想像するというワークを行いました。ワークを
通して、何か物事を見る際に、見えている一面以外の部分を、いかに想像していくのかということが、大切になってくることを確認し、それが、他者理解にも言えることを確認しました。

・傾聴
二人ペアになり、自分のことについて、人に話す&人の話を聴くというワークを行いました。二人とも前を向いて、相手の反応が見えない状態でひたすら話し続け、聴き続けた後、どう感じたのかを話し合い、どうしてもらうと話やすいのか、要求を出し合いました。そして、それを踏まえてもう一度相手の要求に沿う形で話し、聴くというワークを行い、最後にグループで、どういう聴き方をしてもらうと話しやすいのかということを共有し合いました。

「聴く」とは文字通り、十四の心を使って聞く(心で聞く)ということなのではないかということが出され、次のワークへとつなげられました。

・質の高いコミュニケーション
最後に、8人一組になり、A4の紙を八つに折ったシートを使って、一人一人のいいところを、直感で書いていくというワークを行いました。(いいとこさがし)

いいとこさがしを行った後、質の高いコミュニケーションとは何なのか、考えました。

質の高いコミュニケーションとは、すべてを開放すれば良いというものではなく、自分が開放できる最大のところまで開き、開放部分を広げていくことによって、未知の部分=可能性をも広げていくということであると確認しました。

全体的に和やかな雰囲気の中で行われ、ワークを行った直後から、一人ひとり他の人と接する姿勢や聴き方が変わっていたことが印象的でした。

(2日目)
<グループづくり>
1日目に発表してマッピングしたテーマをもとに、さらにグループの形をつくる作業をしました。まずA4サイズの紙の中央に自分のテーマを書きました。次に、その周りに関連するキーワードや一緒にグループを作れそうな他の人のテーマを書いていきます。そして、この紙をお互いに見せ合いながら、同じようなテーマや興味を持っている人を探して回ることをしました。

途中、何度か中断してどんなテーマの人がグループになっているのか状況を確認したり、また、仲間を見つけられず1人でいる人からこんなことをやりたいのだけど一緒にやりませんか?というアピールをする時間をとったりもしました。でも、似たような関心を持つ人を見つけて、しかも4人以上集めないといけないというのはなかなか難しく、結局今日の時点ではグループを確定させるには至りませんでした。

講義の中で講師から合意形成についての話を聞いたり、グループづくりについて「こだわりながらも、こだわらない」ことを心がけてみてほしいという話を聞いたりしていましたが、実際にやってみるとなかなか難しい、ということを実感したひと時。そんな中、諦めずに真剣に話し合っている受講生の姿が印象的でした。これからが楽しみです。

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