『地球市民』のための生涯学習の場。地球市民アカデミア。

2006|活動報告ブログ【地球市民アカデミア】

『中間発表』 / 2006-12-16 (土)

『共働学習』が始まって2ヶ月が経ちました。

それぞれのグループの今までの活動と今後の予定を、他のグループのメンバーと共有する「中間発表」を行いました。各グループごとに目指す方向や興味の対象は様々で、刺激を受け合っていました。

2月のプレゼン合宿が楽しみです。

『中間発表』 『中間発表』

『中間発表』 『中間発表』
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『秋合宿』 / 2006-10-07 (土)

講師:石川一喜氏【拓殖大学講師】

多様な価値観・スタイルをもつ私たち。そんな私たちがグループで活動を行うことの意味は何でしょうか?この合宿では、後期へのステップとしてグループワークについて考え、共働学習のグループ作りを行います。

【プログラムの様子】

(1日目)
<前期の振り返り>

担当運営委員が簡単に各講座の内容を振り返った後、3人一グループになって各自自分が感じたことや考えたことをシェアしました。

アジア学院でのオリエンテーション合宿に始まり、田中先生による開発教育のワークショップ。ペマ先生は真の国際化とは何かを問いかけます。郵便から世界を切り取る内藤先生の手法は多くの者にとって新鮮でした。遠い存在のように思いがちな貧困問題を西澤先生は近づけてくれます。吉岡先生によって起業に関心を持った者も多く、佐野先生と理想の街づくりを考えました。
講座の前後に関連地域のフィールドワークやお店訪問に出かけた人も多く、アカデミアンらしい積極性が感じられました。

時間の後半は年代別にグループを変えて半年間で印象深かったことやその理由をグループの2人に伝えました。聞き手の話の引き出し方も問われます。

<テーマ発表・意見交換>
秋合宿までに、各自が考えてくることになっていた共働学習のテーマ。1日目夕食前のテーマ発表は、輪になって座り、中央には大きな模造紙を1枚置いた状態で始まりました。

まず自分のテーマに関連するキーワードを2つ、ポストイットに書きました。その後、順番に自分のテーマとなぜそれを取り上げたかの理由を皆の前で発表し、模造紙にテーマを並べていきます。この時は、自分のテーマと近いテーマが出ていたらその近くに並べました。まだはっきりまとまらない、という人も何人かいましたが、それぞれ面白いテーマが挙がっていきました。

順番にテーマが貼られていくにつれて、何となく関連しそうなテーマが島になってきます。皆が発表し終えた後は、模造紙の周りに近寄って、貼られたテーマの様子を見たり近いテーマの人と話したりする時間をとりました。

<石川さんワーク・他者(異文化)理解>

自分の問題意識を人に伝えることによって考え直すワーク(ダイアド)から引き続き、他者を理解する=他者を積極的に自分の中に入れていくとはどういうことなのか、他者を理解するために必要な要素について、ワークを通して考えました。

・モノの見方
二つの見方のできる絵・図柄を使い、同じものを見ていても、背景が違うと違って見えることを確認した後、明らかにウソの事実を本当らしく伝えているビデオを見て、どうして、本当にあったことのように見えるのかグループでディスカッションを通して考えました。
その後で、一部を切り取られた写真を見て、その背景を想像するというワークを行いました。ワークを
通して、何か物事を見る際に、見えている一面以外の部分を、いかに想像していくのかということが、大切になってくることを確認し、それが、他者理解にも言えることを確認しました。

・傾聴
二人ペアになり、自分のことについて、人に話す&人の話を聴くというワークを行いました。二人とも前を向いて、相手の反応が見えない状態でひたすら話し続け、聴き続けた後、どう感じたのかを話し合い、どうしてもらうと話やすいのか、要求を出し合いました。そして、それを踏まえてもう一度相手の要求に沿う形で話し、聴くというワークを行い、最後にグループで、どういう聴き方をしてもらうと話しやすいのかということを共有し合いました。
「聴く」とは文字通り、十四の心を使って聞く(心で聞く)ということなのではないかということが出され、次のワークへとつなげられました。

・質の高いコミュニケーション
最後に、8人一組になり、A4の紙を八つに折ったシートを使って、一人一人のいいところを、直感で書いていくというワークを行いました。(いいとこさがし)
いいとこさがしを行った後、質の高いコミュニケーションとは何なのか、考えました。

質の高いコミュニケーションとは、すべてを開放すれば良いというものではなく、自分が開放できる最大のところまで開き、開放部分を広げていくことによって、未知の部分=可能性をも広げていくということであると確認しました。

全体的に和やかな雰囲気の中で行われ、ワークを行った直後から、一人ひとり他の人と接する姿勢や聴き方が変わっていたことが印象的でした。

『秋合宿』 『秋合宿』

(2日目)
<グループづくり>
1日目に発表してマッピングしたテーマをもとに、さらにグループの形をつくる作業をしました。まずA4サイズの紙の中央に自分のテーマを書きました。次に、その周りに関連するキーワードや一緒にグループを作れそうな他の人のテーマを書いていきます。そして、この紙をお互いに見せ合いながら、同じようなテーマや興味を持っている人を探して回ることをしました。

途中、何度か中断してどんなテーマの人がグループになっているのか状況を確認したり、また、仲間を見つけられず1人でいる人からこんなことをやりたいのだけど一緒にやりませんか?というアピールをする時間をとったりもしました。でも、似たような関心を持つ人を見つけて、しかも4人以上集めないといけないというのはなかなか難しく、結局今日の時点ではグループを確定させるには至りませんでした。

講義の中で講師から合意形成についての話を聞いたり、グループづくりについて「こだわりながらも、こだわらない」ことを心がけてみてほしいという話を聞いたりしていましたが、実際にやってみるとなかなか難しい、ということを実感したひと時。そんな中、諦めずに真剣に話し合っている受講生の姿が印象的でした。これからが楽しみです。

『秋合宿』 『秋合宿』
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『自分の住む街』 / 2006-09-23 (土)

講師:佐野淳也氏【東京学芸大学環境学習研究員(環境共育・まちづくりファシリテーター)】

内外の問題に関心を持ち、活動をしている私たちは社会の中でどこにいるのでしょう?まちづくりの取り組みを通じて、自分と自分の住む街との関わりを考えます。

【講義内容】
今回の講義は、最初に「自分が住んでみたいところ」を話し合うことから始まりました。それぞれ、自分が住んでみたい街と、その理由を考えてお互いに発表し合いました。

講師の佐野先生は徳島県出身で、学生時代海外を訪問したり、ホームレス支援をしたりしており、阪神大震災の年にはNPOスタッフとして仮設住宅にあるケアセンターでの救援活動にも参加されたそうです。吉野川ダムのことを修士論文に取り上げた頃から「環境」や「持続可能な開発」といったテーマに興味を持つようになり、それから今の仕事に至っているということでした。

続けて、「持続可能な開発」ということについてたくさん資料を見ながら説明していただきました。主に、「エコロジカル・フットプリント(エコフット)」という人間の生活を支えるのにどれだけの生産可能な土地・地域が必要かを面積で表した指標、生活満足度・平均余命・エコフットの掛け算で算出される地球幸福指標(HPI:The Happy Planet Index)をご紹介いただきました。

また国内・海外で行われている「持続可能な開発」に向けた事例として、徳島県上勝町でのゼロウェイスト運動、岩手県葛巻町のがんばらない宣言やパーマカルチャー、オーストラリア・マレーニーのCOOPや地域通貨(LETS)などを写真を交えて紹介して下さいました。

最後にはワークショップを行いました。ワークの時に挙げた街ごとに郊外~都市で4つのグループに別れ、それぞれ2025年に住んでみたい街の具体的なイメージを絵に描きました。なかなか絵が描けないグループも、どんどんイメージがふくらんでにぎやかになっていくグループもありましたが、それぞれ個性的な街ができ上がっていました。

『自分の住む街』 『自分の住む街』

【受講生の感想】
・皆で意見を出しながら町を創っていくこと、とても楽しい学びになりました。
・理想の街をつくるのは、住民の私達。街をつくるのは簡単じゃないけど少しでもいい街に近づけるように、私も少しずつ何かをしよう。

『自分の住む街』 『自分の住む街』
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『行動する市民‐起業を通じて社会をプラスに‐』 / 2006-09-09 (土)

講師:吉岡淳氏(カフェスロー代表)

私たちは1人の市民としてどう社会に関われるのでしょうか?いま注目されているものに”社会起業”があります。「スロー」で「環境に良い」起業を実践する講師の話から、それぞれが社会をよりよく変えていく方法を考えていきます。

【講義内容】
団塊世代の生まれという吉岡さん。学生時代の思い出、競争社会の中で韓国の若者と出会ったり、仕事で世界各地を飛び回ったりした中で感じたことをはじめに話して下さいました。
ユネスコで30年間働いた後、自分の住んでいる地域から離れている自分に気付き、市長選挙に立候補したのだそうです。そのような歩みを経て、ナマケモノ倶楽部の企画でエクアドルを訪ねたのをきっかけに、地球に負荷を与えない暮らしを具体的に実践し、経験できる場としてカフェスローを立ち上げたのだそうです。

割り箸、エビ、トイレットペーパー、塩、などを買って消費することによって、貴重な白樺の成木や、天然のマングローブ林や、ユーカリの原生林を破壊している現代の私たちの暮らし。そのような自然を破壊しながら成り立っている大量生産・大量消費至上主義のビジネスではなく、環境によいビジネス・仕事を創り出していくことが必要とのこと。

最後は、スロービジネスの強みは、払ったお金の対価に見合えば人は必ず納得してくれる、ということ。コンセプトがしっかりしていれば必ず成功する、過去の価値観にとらわれずに新しいことを運動ではなくビジネスとしてやっていってほしい、と力強く締めくくって下さいました。

『行動する市民‐起業を通じて社会をプラスに‐』 『行動する市民‐起業を通じて社会をプラスに‐』

【受講生の感想】
・講義前半では、自分の"買う"という行為の裏にある様々な問題について考えさせられました。後半では、自分とは無縁だと思っていた"起業"、"ビジネス"というものを身近に感じることができました。
・ビジネスと環境・人権に配慮するということを結びつける方が、人々に影響を与え、変わっていく可能性がある、というのは確かにそうだと思いました。ものを買うとき、安い、便利といったことが優先されがちだけど、生産者、消費者、地球の3つに負荷をかけない生活を考え、継続できればいい。

【運営委員より】
地域に密着して、カフェスローという場で様々な実践をされている吉岡さんのお話を受講生と共有したい、という思いで講義を企画しました。吉岡さんの歩みを語って下さった後にスロービジネスに対する強い思いを伺ったことで、現代の大量消費社会に代わるものとしてのカフェスローで実践されている仕事の意義がとても印象深く響いていたように思います。さりげなくMy箸を持ち歩いていらっしゃる姿も印象的でした。

『行動する市民‐起業を通じて社会をプラスに‐』 『行動する市民‐起業を通じて社会をプラスに‐』
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『貧困‐見えていない社会、見ていない社会‐』 / 2006-07-15 (土)

講師:西澤晃彦氏【東洋大学教授】

豊かな国と言われる「日本」、その豊かな日本の中に隠された貧困の実態。日本のホームレス問題を通じて、貧困がなぜ生まれるのか、その根源を問うとともに、貧困の構造をどうしたら変えられるのかについて考えます。

【講義内容】

もともとは海外のことにご関心があり、ジョクジャカルタのスラムの調査などもされていたという西澤先生。それから、ご自分の足元を調査するうちにこの領域に広がったそうです。

講義では、ひとくちに「ホームレス問題」と呼んでいる対象が、野宿者の方々に限らず、水商売の方々、今定職についてない方々など、実際は見えない領域が広いことに気づかせていただきました。また、社会から徹底的に締め出されてしまう野宿者の方々をとりまく社会環境、またその隔離の過程が、住居と家族・職業によって国民を把握する明治維新後の改革からの流れを汲んでいること、その流れから非家族・非定住・非組織層を排除する社会構造が連綿と受け継がれているということを話していただきました。

非家族・非定住・非組織という層が増加しつつある昨今、この社会の、それらの層に対する排除のあり方がいつまで通用するか。わたしたちはどう考えるか、国家は、排除していた「例外」に対する例外法的措置をどこまでとっていくのか、という鋭い投げかけをしていただきました。

『貧困‐見えていない社会、見ていない社会‐』 『貧困‐見えていない社会、見ていない社会‐』

【受講生の声】
・排除された人間、人間の選別・線引きって、何だろうと考え始め、それが前提・当たり前だと思う人たちが押し付けている結果なんだなと思った。そういった排除されていかざるを得ない社会を創ってしまう、線を引く、心理的な貧困でいうと、この社会こそが最も貧しいのではないかと思いました。
・うわべを取り繕うため、日本の構造や制度によって生まれた、日本の見えてない部分。本当に今まで私は見えていなかった。日本の制度には疑問や矛盾を感じた。講義を受けるたびに、他の国のことだけでなく、逆に日本の問題について考えさせられる。もっと見えてない部分を見られる人になりたい。

【運営委員より】
このテーマは毎年のアカデミアで恒例のテーマとなっています。
「貧困」というとアジアやアフリカの国々に目がいきがちですが、経済的には豊かなはずの、身近なところの「貧困」は場合によっては目に見えない形をとってしかも根深く、根強く存在している。

その存在を認識し、そして我々はこの「貧困」に対してどう関わっていけばいいか、という命題が、各受講者の皆さんの胸にも響いたと思います。限られた時間で、とても中身の濃い講義をしていただきました。

『貧困‐見えていない社会、見ていない社会‐』 『貧困‐見えていない社会、見ていない社会‐』
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『メディア‐発信する側の論理‐』 / 2006-07-01 (土)

講師:内藤陽介氏【郵便学者/切手の博物館副館長】

切手には発行国の政策やイデオロギーが反映されています。普段目にする切手や郵便から、発信する側が何を訴えようとしているのかについて知ることで、情報の受け手としてのあり方を考えます。

【講義内容】
この日の講義は、内藤先生が収集した切手を机にぎっしりと並べた状態で始まりました。切手を読み解いていくと、その切手が使われている地域、国を誰が支配しているかが分かるということを、今回は第2次世界大戦中のアジア各国の切手を見ながらお話していただきました。

戦争に向けてのプロパガンダが書かれた切手、敵国宛の手紙が返信されたことを示すスタンプが押された切手、中立を主張するために平和を望んでいるというメッセージを載せた切手、などなど。発行する側の意図がいろんな形で織り込まれていることを説明していただき、切手が持つメディアとしての役割に気付かされました。

また、切手の品質から当時の国の経済状況も知ることができる、ということも教えていただきました。最後には受講生どうしでディスカッションを行い、メディアの役割や切手から読み解けるたくさんの情報などについて、議論を交わしました。

『メディア‐発信する側の論理‐』 『メディア‐発信する側の論理‐』

【受講生の感想】
・すべてのモノ・コトがあらゆるものを発信していることに改めて気付かされた気がします。
・「ものを通して歴史を見る」という視点が面白かった。
・どんなものにも歴史・バックグラウンドがあって、「メディア」として私たちに情報を発信しているんだと、気付かせてもらうことができた。でも、(中略)受け取る側の自分に知識がなかったり、正しく判断できなければ意味がないので、受信者としての自分をもって考えていなかなければ、と思った。

【運営委員より】
実際に使われていた切手を見ながらお話を聞くことができたのですが、これだけ多くのことが1枚の切手から読み解けるということがとても新鮮でした。

今回はメディアの1つの身近な例として切手を取り上げたわけですが、発行する側の意図がどのように織り込まれているかを学ぶことを通じて、新聞やニュースなどのメディアが伝えるものにも発信する側の意図が織り込まれていることに気付き、自分でその内容を吟味する力を身に付けることの必要性を実感しました。

『メディア‐発信する側の論理‐』 『メディア‐発信する側の論理‐』
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『国際化時代における多文化コミュニケーション』 / 2006-06-17 (土)

講師:ペマギャルポ氏(桐蔭横浜大学・大学院 教授/チベット文化研究所 名誉所長)

国際化という言葉だけが先行している感のある日本は、外国からどのような国に映るのでしょうか。多文化コミュニケーションという視点から、国際化とは何かを考えます。

【講義内容】
2回目の講義は、多文化をテーマにペマ=ギャルポ先生にお迎えしました。ペマ先生はチベット出身で、子どもの頃にインドに亡命。難民キャンプで少年期を過ごした後に来日され、日本での生活は40年余りになります。難民として過ごされた経験、チベット人から見た日本・日本人についての貴重なお話、文化、国際化に関する先生の考えなどを、とても穏やかな、でも力のこもった語り口で話して下さいました。

<チベットクイズ>
最初は、運営委員によるチベットクイズでスタート。○×クイズで、上位3名にはペマ先生から素敵なプレゼントがありました。
1.チベットの面積は日本の面積よりも広い。
2.チベット自治区の平均標高は4000M以上である。
3.チベット人の主食は米である。
4.現在のダライラマは(アカデミアと同じ)13世である。
5.ダライラマは現在インドに住んでいる。
(※正解は↓にあります。)

<生い立ち・個人史>
前半は生い立ちから、日本に来られるまでの体験談を中心に講義を聴きました。チベットの豪族の家に生まれ、裁判ごっこなどしながら過ごしていたところに、中国が攻め込んできたこと。逃げていく途中で、子どもだった自分にとって一番悲しかったのは、飼っていた犬との別れと、別れた馬が涙を流していたことだったという話。難民としてインドで過ごしたときのこと、など。大変な中を生きてこられた経験を、リアリティをもって、でもとても穏やかに語られていた姿が印象的でした。

<多文化共生・国際化について>
後半は、文化について話をして下さいました。文化は、歴史、自然、民族特有の経験、気候などから成り立っているものであり、どこに持っていってもよいというものではないこと。そこに生きた人たちの工夫の結晶であって、文化には優れた、遅れたということはないし、上下もないということ。地球市民ということを言っているが、地球全部を同じ文化に統一しようとする必要はない。様々な文化をそれぞれ大事にして、共有することが大切ということ、などなど。ご自身の体験に裏付けられた言葉が、どっしりと重みをもって心に伝わってきました。

<クイズ正解>
1.チベットの面積は日本の面積よりも広い。⇒×(チベットが独立国家だった時代の面積は日本の5倍以上。日本は38万平方キロ。チベット自治区は120平方キロだがチベット全体では230万平方キロ。)
2.チベット自治区の平均標高は4000M以上である。⇒○(旅行に行くときは高山病に気をつけましょう。)
3.チベット人の主食は米である。⇒×(ツァンパと呼ばれる小麦の粉をいためたものにバター茶を練りこんで団子状にしたもの。)
4.現在のダライラマは(アカデミアと同じ)13世である。⇒X (14世。輪廻転生が信じられていてダライラマ没後、湖で宣託を受けて探しにいくのは有名ですね。)
5.ダライラマは現在インドに住んでいる。⇒○(インドにお住まいです。)

『国際化時代における多文化コミュニケーション』 『国際化時代における多文化コミュニケーション』

【受講生の感想】
・国際化が進む日本の現状についていけていない日本人。これからどうしていけばいいのか、ヒントをもらえました。「共有」「尊重」「共生」自分の意識をまず変えていきたいです。
・ご自身の半生を交えた体験から確信された共生の方法を聞く機会が持ててよかった。自分が知らなかったことがいつもながら多くてやれやれと思います。

【運営委員より】
説得力のある、味わい深い言葉やお話がたくさんあって、それぞれに心に残るお話をたくさんいただきました。日本の中にもたくさんの外国人が住むようになって、身近なところでも国際化が進んできているように思います。みんなを同じにしようとするのでなく、多様性を受け入れて、それぞれの文化を尊重することを通じて、本当の意味での国際化ができるようにならないと、と感じました。最後には、翌日に誕生日を迎えられるペマ先生に、12期生手作りの紅茶ケーキをプレゼント。忙しい中、ギリギリまで懇親会にも参加して下さり、素敵な時間となりました。

『国際化時代における多文化コミュニケーション』 『国際化時代における多文化コミュニケーション』
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『国際協力と開発教育‐地球市民は可能か‐』 / 2006-06-10 (土)

講師:田中治彦氏(立教大学文学部教授/開発教育協会(DEAR)代表理事)

地球上の諸問題に対し、市民が草の根レベルで出来ることはあるでしょうか?また、「国際協力」という言葉を口にするとき、「相手」のことを私たちはどのように考えているでしょうか?開発教育の視点でまず、考えてみます。

【講義内容】
アジア学院でのオリエンテーション合宿の後、最初の講義でした。西那須野駅で初めて出会ったメンバーと過ごした合宿を思い出し、また合宿には都合がつかなかったメンバーと合宿での体験を共有するために、最初にミニオリエン合宿を行いました。合宿のはじめにやった「肩たたき」でリラックスした後、写真や最後の振り返りで書いたウェビングの紙を見ながら、合宿で感じたこと、印象に残ったことを話し合いました。

合宿の雰囲気を思い出し、初参加のメンバーもちょっとリラックスしたところで田中治彦先生の講義に入りました。国際協力、援助の歴史の概略をお話いただいた後、「される側からみた援助」というワークショップに入りました。これは全部で9つのワークからなるものなのですが、時間の都合で今回は最初のワーク「バーン村にて」だけを行いました。このワークは、タイ北部の山岳民族の村にトレッキングに出かけた旅行者になった気分で、訪ねた村やそこにある学校に対する援助について、いくつかの設問についてグループ討議を行うというものです。4つのグループに分かれて行いましたが、国際協力、援助、村の状況や村人の気持ち、などについて様々な意見が出されました。いくつか紹介します。

<お金を出すことに関連して>
・お金を出すことには反対。理由としては、量、質、プロセスすべてにおいて問題があると考えられるため。
量:額が大きすぎて依存を呼ぶのではないか?
質:使い道をすべてアイ子さんが決めている。サッカーボールなどを買うなら、今後のことも考えて、ボランティアで働いている教師の給与にすべきなのでは?
プロセス:村人との対話がない。
全体として:他の小学校や他の村に対する配慮もない。
・気持ちでは賛成したいが、方法論に問題あり。村人の状況が分からない。
・お金を出すことには反対。将来的なつながりが見えてこない。アイ子がお金を出せなくなったら結局その活動はできなくなってしまう。
・アイ子さんの志はよい。しかし、現金をあげてしまうのはどうなのか?“すぐに現金が手に入る”という印象を村人に与えかねない。こちらも苦労して貯めたお金、簡単に手に入ると思ってほしくない。村の人たちがどう思っているか分からない。

<援助をよりよくするために>
・村人との対話。思いやニーズを知ること。
・村人との腹を割った話し合い。飲み会。
・村人との話し合い。ただ現金を渡すのではなく、自分たちでお金を作れるようにサポートする。看板やビラのあり方を考え直す(説明文や連絡先など)
・村人との話し合い。アイ子さんに、批判的な意見も含めていろいろな意見を伝える。そのうえで、アイ子さんに、選択してがんばってほしい。

『国際協力と開発教育‐地球市民は可能か‐』 『国際協力と開発教育‐地球市民は可能か‐』

【受講生の感想】
・開発教育…初めて接する言葉。一言で国際協力って言うのは簡単だけどムズカシイ。
・日本の中で参加型というのはまだ少ないという事を実感しました。知らないうちに基準が自分達の思うようになっている。それをもう一度見直し、見つめたいと思いました。

【運営委員より】
ワークショップの後、開発に関してお話を聴きました。開発には「慈善型開発」「プロジェクト型開発」「参加型開発」という大きく分けて3つの型があり、それぞれに長所、短所があるというお話を伺いました。また、開発を「参加型」にするためのツールとして、マップ作りや季節カレンダー、課題さがしなどを教えていただきました。どれが優れているということではなく、援助される側の状況やケースによって、どの形がいいかを考えて最適な方法を取ることが大切、というお話でした。

『国際協力と開発教育‐地球市民は可能か‐』 『国際協力と開発教育‐地球市民は可能か‐』
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『オリエンテーション合宿‐いのちのつながり、共に生きること‐』 / 2006-05-26 (金)

講師:高見敏弘氏(地球市民アカデミア校長、アジア学院創設者)
野崎威三男氏(アジア学院校長)

学びの始めとして、土や緑、“いのち”に触れ、食、農、環境、ひととのつながりを感じてみませんか?
この合宿では、農作業やアジア・アフリカ諸国からの研修生との交流などを通して、これから1年間何を学ぶかを共に考えていきます。

【概要】
5/26(金)から5/28(日)にかけて、13期オリエンテーション合宿が開催されました。13期アカデミアのプログラムは、栃木県那須塩原市にあるアジア学院でのオリエンテーション合宿からはじまります。初めて集まった13期の受講生、運営委員たち。「いのちのつながり、共に生きること」というテーマで過ごした3日間の報告です。

【プログラムの様子】
(1日目)
<交流会>
西那須野駅に集まった13期生たち。那須セミナーハウスに移動して、最初のプログラムは交流会でした。肩たたき、フルーツバスケット、アクティビティでリラックスした後、共通点探し、自分を表す形容詞+ニックネーム(アカデミアネーム)を使った自己紹介などをして楽しい時間を過ごしました。

(2日目)
<ラジオ体操・ファームワーク>
アジア学院では、アジア・アフリカ各国から集まった研修生が学んでいます。その日課の一つが毎朝6時半からのラジオ体操と、朝晩のファームワークです。アカデミアの参加者もこのラジオ体操、ファームワークから1日が始まりました。牛、豚、鶏、魚、野菜の5つのグループに分かれ、えさをあげたり、糞の始末をしたり、草抜きをしたりして動物や農作物と触れ合う時間を過ごしました。

<開講式・13期オリエンテーション・講義>
最初に、アジア学院創設者で、アカデミア校長をして下さっている高見敏弘先生に13期開講の講話をしていただきました。授賞のために出かけたアメリカから帰ってきたばかりだったのですが、そのアメリカでのお話や、アジア学院でのリーダーシップ教育について「自分の考えを言葉で伝えられるようになること」を大事にしていること、などを話してくださいました。
続けて、アジア学院の校長を務められている野崎威三男先生にアジア学院の理念や現在の状況について講義をしていただきました。

<ブッチャリング・農作業>
2日目は雨の降る中でしたが、アジア学院を見学し、昼食を食べた後、外で2つの作業をしました。1つ目はブッチャリングの見学。鶏を絞めてお肉にする作業をアジア学院の職員の方に見せていただきました。東京ではパックに入ったお肉しかほとんど見る機会はないので、私たちがいのちをいただいていることを感じることは少なくなっているように思います。食べものを大切にし、自分たちで育てているアジア学院ならではの体験でした。2つ目は田植え。雨の中、手作業で苗を植えていきました。普段体験できない農作業の苦労を、ちょっとだけ体験させていただきました。

<交流会・懇親会>
受講生が宿泊しているセミナーハウスの食堂に研修生を招待し、交流会を開きました。6人の研修生と食事をしながら、楽しくいろんな話ができました。最後には、研修生がギター、太鼓を交えた歌を披露してくれて、大盛り上がりで閉会となりました。その夜は、地下室で懇親会。お互いのこと、アカデミアに申し込んだきっかけなど、じっくり話をしました。

『オリエンテーション合宿‐いのちのつながり、共に生きること‐』 『オリエンテーション合宿‐いのちのつながり、共に生きること‐』

(3日目)
<ワークショップ"Wooly Thinking">
3日もザーザー降りの雨。"Wooly Thinking"というワークショップをしました。13期の講義のテーマごとに2人組をつくり、関連すると思うテーマを毛糸で結んでいくというものです。今回は毛糸が準備できず、ビニール紐でやりましたが・・・。各テーマ間のつながりをじっくり考えてみることで、つながりを実感したり、意外なつながりに気づいたり、発見がいろいろありました。6月からの講義が楽しみですね。

<ひとり散策・リフレクション・個人発表>
3日間の合宿も、あっという間に終わってしまいます。合宿で過ごした時間を振り返り、13期に自分がやりたいことを見つめてみるためにひとり散策の時間をもちました。30分弱の間、思い思いの場所で自分と向き合う時間を過ごしました。その後、皆で集まって感じたことをウェビングをしながら共有。それぞれが感じたいろんなものが、線でつながっていました。最後に13期に自分がやりたいことをそれぞれ発表して、オリエンテーション合宿は終了しました。

『オリエンテーション合宿‐いのちのつながり、共に生きること‐』 『オリエンテーション合宿‐いのちのつながり、共に生きること‐』
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